2009年04月19日
09.04.18 vs京都サンガF.C. 試合後フィンケ監督
09.04.18
vs京都サンガF.C. 試合後フィンケ監督
フォルカー・フィンケ監督 Jリーグ第6節・京都サンガF.C.戦後のコメント
「チームが非常にポジティブな形での成長を見せてくれました。もちろん今日の試合に関しても非常にいいプレーを見ることができましたし、前節の名古屋戦でもとてもいいプレーをチームは見せてくれました。今日のプレーに関しても私は満足しているところがたくさんあります。しかし、残念ながら2得点目が奪えなかったのも確かですし、やはり1対0というのはある意味危険な状況です。この危険な状況である1対0というのが長い時間続いたわけですが、それでも私たちのチームは非常にいい成長を見せたと思っています。
根本的には皆さんもご存じの通り公の場ではチームの批判を滅多には行ないません。ですので、今日もここでは控えさせていただきますが、私たちのチームは非常にいい形で進歩していると思います。
それからもう一つ言いたいことがあります。私は昨年もこのスタジアムを訪れたわけですけれど、非常にたくさんのファン・サポーターの皆さんがこのスタジアムを訪れてくださっていました。サッカーというのは非常にエモーショナルなものだと思っています。これだけのとても忠誠心あふれる素晴らしいファン・サポーターの方が、毎年、毎節このホームスタジアムを訪れて、そして3連勝というとてもいい結果をこのスタジアムで経験することができています。
このようないい結果が今後の私たちのチーム、そして私たちのファン・サポーターとの共同意識をさらに高めていって、お互い、チームの成長のために一緒に努力することができると思っています。
今後も特に得点につながるような場面での集中力というのはさらに改善していかなくてはいけないと思っています。やはり、ここで集中力を欠いてしまいますと、なかなか追加点を奪うことができません。この後も現在のような結果が続けば、もしかしたら周りの皆さんは、浦和レッズにはイタリア人の監督が来たんじゃないかと思われるかもしれません。しかし、そのような事実はありません(笑)」
(ここ3試合タフなゲームが続いているが、メンタル的な部分での強化の手応えは?)
「実際、豊富な運動量というところにいいサッカーを実戦するための大切なカギがあると思います。運動量というのはどうしても求められます。ボールを蹴るために、ピッチに立っているすべての選手がしっかりと走らなければなりません。
ですから私たちはJの中でも最も早く準備期間をスタートさせたわけですし、最初の合宿でもボールなしで選手たちは非常にたくさんの長い距離を走ることになりました。それぞれの選手が150km以上、最初のキャンプで走っています。やはりこのような持久力の改善ができて初めていいサッカーができるための土台ができ上がるものだと思います」
(シュートを決めるために集中力が必要と言うが、この集中力とは何か?)
「サッカーの中で集中力というのは非常に大切なメンタルの強さにつながっていると思います。そしてこのメンタルの強さというのを、4万人から5万人の観客が集まるスタジアムの中で発揮するというシチュエーション、例えば、得点につながるようなシーンですと、このようなたくさんの人が見ている中でも結果を残さなければいけない。そして皆さんご存じでしょうが、サッカーでは同じシチュエーションというのは1回しか起きません。もう一度繰り返すということはありません。この1回だけのシチュエーションで、しっかりとした質の高い仕事をこなすことができる、そのための高い集中力が求められます。
このようなたった1回、繰り返しの利かない状況でしっかりとした仕事をこなすことができる選手が、本当の意味で非常に質の高い選手だと思います」
(試合の後半では、ズレが生じて相手にもチャンスを与えたが、その原因は?)
「このようなことはサッカーではよく起きることではないでしょうか? 前半でとてもいいプレーをしていても、なかなか点を奪うことができない。そして前半で点を奪うことができないと、選手たちはだんだんそのことについて考えるようになります。後半になってピッチに立ってもまだ点が取れていないと、だんだん頭の中で、なぜ得点を決められなかったのか悩むかも知れません。そのようなことは監督としては防ぐことができない、とても自然なことなのです。
そして 1対0の状況で時間が過ぎていきますと、だんだん選手たちが積極的に前へ出ていかなくなります。そしてボールを奪ってもなかなか押し上げることができなくなります。しかし、今日の試合に限って言えは、私たちのチームの方が相手よりもたくさんの得点チャンスを作り出していたのではないでしょうか?」
(後半早い時間で原口元気を交代させた理由は?)
「このような若い選手の成長のためには、私たちの方でもしっかりと彼をどのくらいピッチに立たせるのかを考えて送り出すことが必要だと思っています。私は若手の選手の成長に関してはたくさんの経験を積んできましたし、今までの経験上、私から言えることは、毎回毎回このような若い選手が90分ピッチに立つ必要はないということです。状況を見て、試合の流れを見て、そして彼のプレーを見て、彼がどのくらいの時間ピッチに立つべきなのか、これは私たちが責任を持って決めていかなくてはいけません。
(原口)元気に関しては、今日の試合の中でも2回、3回と素晴らしい得点チャンスを作り出していたと思います。しかし、これはサッカーでよくあることですが、メンタル的になかなか得点を決められない、そのような状況では、選手はさらに何とか得点を取りたいと思うようになるものなのです。この意志が強くなればなるほど、ピッチ上ではなかなかチャンスを得点に結びつけることができなくなることがあるわけです。やはり選手が、頭の中で『何があっても自分は得点を決めなくてはいけない』と思うような状態ではなくて、自然な形でしっかりとゲームに入って、チームの一部として動いている、そうすれば自然にゴールを決めることができます。これがサッカーです。ですから、今日のような状態ですと、私は彼を交代させて、そしてまた次の試合に彼にピッチに立ってもらって、そして得点チャンスを作り出す機会を与えようと思っています。
もしかしたら皆さんは、『フィンケ監督は変わった人だ』と思うかも知れません。しかし、私から一つ言えることは、エジミウソンは今季たくさんの得点を奪うかも知れません。しかしそれは、彼が私が見た彼の昨年のプレーより、しっかりとした守備をやっているからです。やはりしっかりと守備をこなすことで自然にスペースが生まれます。そしてそれぞれのFWも得点チャンスを得点に結び付けるようになるわけです。ですからこれは私がさまざまな場所で話してきたことですし、もしかしたら小さな秘密かもしれませんが、大切なのは、FWがしっかりと守備をこなすことです。守備をしっかりとこなしてチームのために動けば、自然と得点チャンスが生まれてゴールを決めることができるようになります」
(「ポジティブな形での成長」についてもう少し具体的には?)
「私はこの件に関しては、あまり多くこの場で語りたくありませんので、それはご理解ください。ただし、一つ言えることは、チームに所属するすべての選手が、今シーズンからやり始めた新しいことに対して積極的に取り組もうとしていることです。もしかしたら、色々なことが選手たちにとっては、昨年やっていなかったことですので、新しいことかも知れません。まだまだ彼らは私たちのやり方に慣れなければならなかったかも知れません。しかし、今まで選手たちは私たちの取り組み方にしっかりとついて来て、今、チーム全体がいい方向に進んでいると思います。ですので、チームに所属しているすべての選手を誉めたたえたいと思います。
今シーズンは、大きな移籍金を払って他のチームから選手を買ったわけでもありませんし、新加入選手どころか、数人の選手を失っているわけです。しかし、現在このチームに所属している選手たちでも、私たちが目標としているとてもいいサッカーを実現することができると思いますし、この新しい取り組みに全員が強い意志をもって参加しています」
(非常にディフェンスラインが高かったのは京都サンガF.C.戦に向けてのプランだと思うが、他のプランは?)
「私たちのチームは今までの数年間とはまったく違うやり方で守備をやっています。今季から4バックが導入されましたし、この件に関しては特に両方のセンターバック、闘莉王と坪井を非常に誉めたたえたいと思います。彼らはこの4バックの中でも、センターバックとしての仕事をとてもいい形で実践していると思いますし、とてもモダンな守備を見せていると思います。このモダンな守備というのは、とても攻撃的な守備のことです。私たちのセンターバックがディフェンスラインを押し上げることによって、相手のFWは必ず自陣に戻らなければいけないわけですし、できる限り自分たちのゴールから遠いところで守備を行なっています。ですので両方のセンターバックのプレーに関しては本当に私は評価しているつもりです。
しかし、大切なのはセンターバックだけではありません。大切なのは両サイドのサイドバックです。右サイドバック、そして左サイドバック、山田(暢久)と細貝、この2人は元々は本職は4バックのサイドバックではなかったわけですが、それでも彼らは非常にいい形でプレーしていますし、さまざまな面でどんどん改善点が見られてきていると思います」
【カテゴリーのエントリー一覧】
フィンケコメント ・09.04.18 vs京都サンガF.C. 試合後フィンケ監督« 一つ前のエントリーへ | メイン | 次のエントリーへ »
このエントリーをお友達にも教える
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.syouni.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1616
HOME | 浦和レッズ関係BLOG | お問合わせ | メールマガジン | サイトマップ