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2009年05月30日

09.05.30 vsアルビレックス新潟 試合後フィンケ監督

09.05.30 vsアルビレックス新潟 試合後フィンケ監督

フォルカー・フィンケ監督 ヤマザキナビスコカップ 予選リーグ第4節・アルビレックス新潟戦後のコメント
「もしかしたら、あまり重要ではないと思われていた試合だったのかもしれませんが、今日は私たちにとって、ポジティブな意味でのいい体験ができたと思っています。
さまざまなプレーヤーが今日試合に出場できなかったことによって、いくつかのポジションで大きな入れ代えがありましたが、それでも私たちにとってはいい結果が生まれたと思います。
そして、特に今日スタジアムを訪れてくださった観客の皆さんにとっても喜びだったのではないでしょうか。私はそう感じています。なぜなら、Jリーグの中でも上位をいくチームを相手に、私たちは優れた試合をしたと思いますし、相手のチームも、通常のここ数週間のスタメンと比べれば、彼らが代えなければならなかったポジションはわずか1つしかありませんでした。私たちの方は、まだあまり多くの経験を積んでいない選手たちがピッチに立ったわけですが、彼らが今日のような結果をもたらしたということは、非常に多くの意味があったと思っています。
そして、これは私個人の感想ですけれども、本当に今日はここ 3ヵ月でさまざまなことがこのチームの中に起きたということを、今日の試合で見ることが出きたのではないでしょうか。もちろん若い選手たちが優れたパフォーマンスを見せたということもありますけれども、特に私がここであげたいのは、やはり山田暢久のプレーではないでしょうか。彼は今日あのポジションで、非常に素晴らしいプレーをしたと思いますし、特に戦術的に非常に賢いプレーをしていました。
そしてチーム全体がとても組織的なサッカーをして、しっかりとした成長を見せることができたと思います。
私たちは昨年までとはまったく違うサッカーをやろうとしているわけですが、昨年よりできる限り、優れたサッカーをやるためにさまざまな努力をしてきたわけです。そして今日このような結果が出たということは、私にとりましても、いい方向で進んでいるという証拠だと思いますし、今後の将来の成長に関しても、私は非常にポジティブな印象を持っています。
そして最後になりますが、単純に今日1試合の結果がよかったから喜んでいるというわけではありません。ここ1週間というような短期的な話ではなくて、長期的なチームの成長ということを考えると、今日は非常にたくさんの嬉しいことを見ることができましたので、それに関して私は非常に喜んでいます」

(ハーフタイムに「1点では足りないからもっと攻撃を仕掛けていくように」という指示を出していたが、初めてではないか?)
「ハーフタイムのコメントですが、私は何かフレンドリーなことを言おうと思って、あのようなことを言ったわけです。それ以上説明することはないと思いますし、ハーフタイムのコメントというのは本当に、フレンドリーな姿勢を見せるためにあのような話しをしたということだけです。
そしてプロフェッショナルなサッカーでは、皆が、正直にならなければいけないと思いますけれども、本当の意味での指導者、監督というのは3つの意見を持っていると思っています。
そのうちの一つはプレスに対しての意見、一つは社長に対しての意見、そして最後の意見は選手たちに向けてのものです。
そして選手に話していることは、もちろん選手と私たちの間だけの秘密ですので、一切外に漏れることはないと思っています」
(ロングスパンで今日の試合はポジティブなものがあったというが、一つ例を挙げるとすれば?)
「もちろん、さまざまなものがあったわけですが、一つ言えるとしたら、とてもよかった4バックの機能ではないでしょうか。4バックは、今日は非常に組織的に動いていたと思いますし、ここで上げなくてはいけないのは、やはりセンターバックの山田暢久と坪井慶介だと思います。彼ら2人はとても優れたプレーをしたと思っていますし、この2人の選手は空中戦にも強いですし、瞬発力もありますし、とても冷静なプレーをすることができます。そして1対1を恐れていません。彼らがしっかりと1対1に臨むことによって、数的優位な状況を作ることができるわけですし、彼らのポジショニングも非常に優れたものがあったと思います。ですので、今日の4バックは、本当にここ数週間なかったほどの素晴らしい機能を見せていました。
それ以外にも挙げるとすれば、まだそこまで大きく注目されてはいない、高橋峻希や濱田水輝などの若手の選手ではないでしょうか。まだあまり注目を浴びていないのにもかかわらず、このようなレベルの高い試合で、彼らがしっかりとタスクをこなして、きちんとした仕事をこなすことができた、これはとてもいいチームへのシグナルだと思いますし、今後のチームの成長、そして彼らの成長も楽しみなものになると思います。
そしてもちろん細貝萌と鈴木啓太も、あのセンターの中盤の底のポジションで非常にすぐれたプレーを見せたと思いますし、どのようなプレーを戦術的にするべきなのかということを、彼らは自らのプレーによって示していると思います。ボールオリエンテッド(ボールを指向するプレー)で動くこと、そして必ずチーム全体として動くこと、そのあたりが今日はしっかりできていたのではないでしょうか。
私が数えていたわけではありませんが、今日、相手のチームの選手たちは12回から15回ぐらいオフサイドにかかっていたと思います。これは私たちの4バックがしっかりと機能していた証拠だと思います。このような事がいくつかのポイントだと思います」
(先制点をはじめ、相手のボールをカットしたところからチャンスが生まれていたが、これは守備の組織ができていたからか、それとも相手のパスが分かりやすかったからか?)
「皆さんご存じの通り、サッカーというのはメディア向けの、大衆向けのスポーツだと思います。チームが勝つと、これは『選手たちのおかげ』、チームが負けるとこれは『監督のせい』というようにです。よくありがちなパターンですが、今日のことに関して言えば、選手たちがいつもトレーニングで学んでいることを、今日しっかりと公式戦のピッチで示すことができたと思います。全体的な動きが優れていたと思いますし、ボールオリエンテッドで、チーム全体として、ボールサイドにスライドしていくという動き、これはあくまで一つの例ですけれども、このような全体的な動き、いつもトレーニングでやっていることが、今日ピッチの上でも見ることができたのではないでしょうか。
今は、実際に過去ほどのたくさんの予算がなく、完成した選手たちを引っ張ってくることができるような予算はない状況ですので、だからこそ、今、実際に歩み始めたこの道というのが、現状では、私たちにとって正しい道ではないでしょうか。
そして私にしてみれば、やはりファン・サポーターの皆さんに、ぜひ、私たちがこのような道を進んでいるということを感じ取ってほしいと思っています。なぜかというと、若手の選手たちというのはもちろんミスを犯したりすることがありますので、厳しい時期というのが今後訪れる可能性があるわけです。しかし、私たちのファン・サポーターと一緒にこの新しい道を進んでいくことができれば、私は大きな喜びを感じることができると思っています。
そして今日の試合でも見ることができたと思いますけれども、基本的には私たちが今、進もうとしている方向性というのは、私たちのチームにとっても『正しい』道だと思っています。
明日、日本代表の試合がありますけれども、私たちの浦和レッズの選手たちに、ぜひ幸運を願います。そして彼らが明日いい試合をして、いい結果を残すことができるように願っています」

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