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2009年08月03日

09.08.02 vs清水エスパルス 試合後 フィンケ監督

09.08.02 vs清水エスパルス 試合後 フィンケ監督

フォルカー・フィンケ監督 Jリーグ第20節・清水エスパルス戦後のコメント
「もしかしたら何人かの方は不思議がるかもしれませんが、もちろん今日敗戦したこと、勝ち点を取れなかったことは残念です。しかし、私が今日のゲームにとても不満足であったということはありません。
しかし、もちろんサッカーでは結果が求められているということは私もよく理解しています。私たちは実際に、非常に難しい状況に立っているわけです。確かに、ここ数試合得点を決めることができていないということは、しっかりと分析をしなければいけないと思っています。しかしそれでも、今私たちが今年に入ってから進もうとしている道の全体を把握してください。私たちはとてもいい方向に進んでいると思いますし、今日の試合でも、ゴールを挙げることができるようなチャンス、決定機をたくさん作ることができていたと思います。
そして、私たちは中断期間に入ります。正直言ってこの期間も非常に短いと思いますけれど、私は今、中断期間が始まることを非常に喜んでいます。なぜかというと、私たちのこのメンバーには、たくさんの疲労を抱えてしまった選手たちがいるからです。この2週間の中断期間が、本当ならばもう2週間前にあればよかったと思っています。これだけハードな試合をこなしてきて、連戦も何度もあったわけですし、8日間で3試合を行なわなければいけない状況が何度もありました。ですので、どうしても疲労がたまっていて、ピッチの上でも通常ならば見せることができていたプレーをなかなか見せることができていない、たくさんの疲労がたまってしまっている、このような状況に至ってしまった選手がたくさんいるのではないでしょうか。
6週間前ならば今日の試合で1得点、もしくは2得点を決めることができるような選手もいたと思います。ですが最終的にはゴールを決めることができませんでしたので、結果としては『ゴールを決めることができなければ、勝利を収めることができない』、これが今日の試合のまとめではないでしょうか。
これから私たちは3日間をかけてメディカルチェックを行なっていくことになっています。この体力測定によって、各選手の体の状態というのをしっかりと見極めることができますし、その結果によって、私たちは選手たちに正しい負荷をかけていきたいと思っています。
しかし、予定通り選手たちにはオフを与えて回復させるということが大切ですので、3日間の体力測定の後に数日間、全選手にオフを与えるつもりです。その間に体だけではなくて、またメンタル面でもしっかりとした回復を図って、またチームとしての練習を始めたいと思っています。できるだけしっかりとした状態でアウェイでのガンバ大阪戦に臨みたいと思っています。
もちろん、ファン・サポーターがとても落胆していることもよく分かります。しかし、私たちが実際に今進もうとしている道を忘れないでください。今日のような試合で、勝ち点を取ることができないというのは、非常に残念なことではあります。それでも、私たちのチームの中には、今、どうしてもこの新しい道を進もうと非常に努力をしていて、疲労がどうしてもたまってしまった。だからこそ今回復しなくてはいけない状態になってしまっている選手がたくさんいるということを、ぜひ皆さんに理解していただければと思います。しかし私は、今後も選手たちが進んでいるこの道をしっかりと進んでいきたいと思います」

(相手のゴールに迫った回数は多いが、シュートをせずにパスをしているシーンが何度か見られたことについてはどう思う?)
「もちろんできる限りシュートに持ち込もうとする努力を選手たちはしていたと思います。そして実際に今日の試合だけではなくて、ここ数試合でも私たちは何度も何度もシュートを打っていたと思いますし、シュート数ということだけを考えればそう悪くはなかったと思っています。
そして今日の試合も、最後の4~5分ですが、何度も何度も相手のゴールに迫りましたし、もう少し幸運が手伝えばゴールを決めることもできたのではないでしょうか。
皆さん、覚えていらっしゃると思いますが、試合終了間際に、ボールがゴールエリアの中を通って、あとゴールまで2メートルぐらいのところで、うちの2人の選手がスライディングして、それでもゴールを決めることができなかったことがあったと思います。
ですから、もちろん状況によっては幸運も必要だったと思いますし、今後も私たちはできる限りたくさんのゴールを決めていきたいわけですけれども、もちろん、そのためには今後もたくさん得点チャンスを作り出すことが必要だと思います」
(パートナーのトルコ航空の関係でトルコから来たが、4連敗したことについて、監督は選手の疲労度が大きな原因の一つであるというような発言をしているが、疲労だけでなく、もう少し具体的なことは?)
「もちろん今このような状況で、このような質問が出ることは理解できます。実際に私たちのチームがここ数試合勝利を収めることができていないのは、ゴールを決めることができていなかった、決定力不足だったということができるかもしれません。私たちのチームの中では、エジミウソンが得点をしないとなかなかゴールが生まれないのが現状です。
実際に高原直泰もチームのために非常に努力をしていますし、チームのために動き回っています。そして、原口元気もチームのために一生懸命走り回って、何とかしようと思っています。しかし、これらの選手に関して、そしてその他の選手にも言えることですけれど、現時点では、決定力が足りないということがあるかもしれません。しかし、トルコでもそうですし、ヨーロッパの色々な国でもそうですし、この国でもそうかもしれませんが、ゴールを決めることができなかった場合、どのような解決策が考えられるか。一つのやり方として、シーズンで20得点を約束してくれるような選手を買うこともできると思います。
しかし、そのようなことを私たちは考えていません。やはり、今後もこのチームでしっかりとした仕事をして、このチームを成長させていくことが非常に大切だと思います。そして現時点では、決定力不足ということがあるかもしれませんが、私は今ここで皆さんにお約束できることがあります。
今、私たちが入っているこの『穴』というのは、必ずいつか終わりが来るわけですし、再びゴールを決めることができる試合結果も必ず訪れることでしょう。場合によってはスポンサーの方が非常に力を入れてくれることによって、私たちに何億も資金を与えてくれて、それによって新しい選手を買えるということがあるかもしれません。ですので、もしそのような意見がおありでしたら、いつでもオープンでお話をうかがうことができると思います(笑)」
(監督自身は移籍、獲得については考えていないのか?)
「そのようなことは公の場では話さない方がいいと思います。仮にもしそのような話があったとしても、私が途中で皆さんにお話しすることはないと思います。やはり物事が決まってから発表すべきだと思います」
(4試合連続無得点で4連敗したが、日本の夏がこれだけ厳しいことは想定内だったか?)
「もちろん私はここで簡単に、皆さんに対して日本は湿度が高い、気温が非常に高くて、私たちは非常に運動量が求められるサッカーをやっている、だからなかなか勝利を収めることができないと言ってしまうことも簡単だと思います。しかし、これは私たちだけの問題でしょうか。Jリーグ全体を見渡しますと、特に上位に位置するチームが、ここ数試合勝ち点を収めることができない状況が続いています。その代表格は鹿島アントラーズではないでしょうか。
私が覚えている限りでは、彼らはここ4試合で勝ち点2しか取ることができていません。2敗して、2回引き分けています。もちろん、なぜ上位に進出しているチームが勝ち点を収めることができないのかということは、ACLの影響もありますし、またナビスコカップの試合もあるということで、連戦が続いたこと、『イングリッシュ・ウィーク』が何度も続いたこと、これも一つの原因だと思います。そして、このような疲労度が高まってしまったため、選手たちがなかなかいいプレーを見せることができない、それは確かに一つの現実だと思います。
しかし、それ以外にも一つ忘れてはならないポイントがあると思います。それはたくさんのケガ人がいるということです。どの選手に休みを与えることができるのか、何度も何度も連戦で試合に出ていた選手に、一定の休みを与えることができるか。しかしたくさんのケガ人がいると、なかなか休みを与えることもできません。ですので、気候によって選手たちに疲労がたまっているということは確かにあるかもしれませんが、私たちが置かれている、ケガ人が多かった、そして台所事情が非常に厳しかった、これも忘れてはならないポイントではないでしょうか」
(メンタル面について、闘莉王がいなかったのは大きかったと思うが、選手が自分でやろうという気が強すぎて、うまくいかないという面もあったのか?)
「もちろん、このような状況の中で、とてもメンタルの強い選手が、少なくとも3~4人必要だというのは事実だと思います。こういった選手というのは、特に厳しい試合状況になったときこそ、彼らの高い質を発揮してくれると思います。味方の選手をサポートしたり、お互い助け合ったり、それからコーチングをしたり…。彼らの強いチームとしての意思を保つことができるような選手が必ず必要だと思います。
特に今日のような試合で何度も何度も得点チャンスを作り出していて、3~4回ゴールを外してしまった場合、このような状態になりますと、『何でまた入らないんだ』と文句を言うよりは、『最も今やらなければならない大切なこと』に集中しなくてはならない、そうできることこそが、本当の意味での強い意志を持った、メンタル的な強さを持った選手だと思います。そして、そのような質を持っている選手が闘莉王であるのは間違いありません。やはりこのような質を持った選手がいて、このような結果が出ていない状況を打開できるのではないでしょうか」

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