2009年09月20日
09.09.19 vs川崎フロンターレ 試合後 フィンケ監督
09.09.19
vs川崎フロンターレ 試合後 フィンケ監督
フォルカー・フィンケ監督 Jリーグ第26節・川崎フロンターレ戦後のコメント
「私たちはとてもいい形で試合を始めることができたと思っています。前半に関してもしっかりと相手に圧力をかけることができましたし、逆に川崎フロンターレからとても強い形での圧力を受けることもあまりありませんでした。
私たちは、もちろん川崎の攻撃陣がいかに強力であるかということをよく知っていましたし、試合の前に、私たちの選手に対しても『もしかしたら川崎の攻撃陣は、Jリーグの中で最も強力なものかもしれない』と伝えていました。そして私たちの選手たちも、前半からとても高い集中力を持って試合に臨むことができたと思いますし、この川崎の攻撃陣に対しても、とてもいい形での反応を示すことができたのではないかと思っています。
そして、同じように私たちから、何度も何度も攻撃を繰り出すことができていましたし、私が得た感触としては、先取点を奪ったチームが今日の試合で勝利を収めるだろうと考えていました。ですので私たちは、とてもいい形で試合をすることができたと思いますし、最終的にはとてもいい形から得点を奪うことができたと思っています。
最後にもう一つ、どうしても私がここでお話ししたいことがあります。それは、私はもう一度、心よりファン・サポーターに対して感謝をしたいということです。私たちにはとても厳しい期間がありました。その中でも私たちのファン・サポーターは最後の最後まで、私たちが感動するほどの素晴らしい応援をしてくれたと思っています。ですので、今日のように勝利という結果を残して、私たちが再び、彼らに対して、喜びというものを返すことができたと、このことを私は本当に喜んでいます。もう一度この場を借りて、私たちの、素晴らしい応援をしてくれたファン・サポーターに感謝をしたいと思います」
(今日ゴールキーパーを山岸選手にした理由を教えてください)
「私たちのチームにはとても優れたゴールキーパーが2人います。しかし実際に、ゴールマウスに立つことができるのは一人のみです。ですので、このような非常にレベルの高いポジション争いになりますと、完全に100パーセントのベストコンディションではない選手が、場合によっては他の選手に座を譲ることもあるわけです。このようなとてもレベルの高い実力争いでしたので、実際にギシ(山岸)が試合に出ても、とても素晴らしいプレーを見せましたし、実力のあるゴールキーパーだ、ということを証明したのではないでしょうか。
とても優れたチームの一つの特長として、優れた多くの選手たちがこのチームに所属していて、もし一人の選手が、パフォーマンス的に、もしくはコンディション的に少し落ちた場合に、他のとても優れた選手をピッチに送り出すことができる、このようなチームがとても優れたチームではないでしょうか。ですので、もちろん何人かの選手にしてみれば、まだ慣れていないことかもしれませんが、今まで過去の実績とか、これまでのパフォーマンスではなくて、やはり現時点でのその選手の状況、それからコンディションなどを見極めて選手の起用をしていきたいと思っています。ですので、場合によっては今までベンチに座っていなかった選手がたまに座るようなことがあるかもしれません。
しかしこれは選手たちがこれから慣れていかなければいけないことですし、このようなことができて、初めてとても優れたチームだと言えるのではないでしょうか」
(私の印象ですが、前半は個人に走り過ぎて、崩し切れていなかったと思うんです。逆にチャンスの質としては、多分フロンターレの方が数はそんなになかったが、あったと思います。後半になって、組織プレーがかなり、パスが回り始めたことによって、逆に個人的な勝負もより効果的になった、という印象を持っているのですが、それに対してコメントをいただけますか?)
「忘れてはならないのは、今日私たちがアウェイで、現時点で、もしかしたら最も優れたチームと対戦したことです。川崎フロンターレはまだすべてのコンペティションで実際にタイトルを取る可能性が残っているわけですし、アウェイの鹿島戦での勝利が目の前にあることも偶然ではありません。ですので、現時点で非常に優れた、場合によっては最も優れたチームと私たちは対戦したわけです。
そのような対戦相手だったわけですが、私たちのチーム、私たちの選手はとても集中した優れたパフォーマンスを見せてくれたと思いますし、実際に個人のミスも非常に少なかったわけです。そしてプレー中に視野を失ってしまうような選手もいませんでした。ですのでこのような結果を出すことができたのではないでしょうか」
(今日の2点目というのは、勝利を決める意味でも、それから取り方も非常に価値があるものだったと思いますが?)
「私はもちろん、いつもゴールが生まれれば喜ぶわけですし、特にあのような形で、多くの選手が絡んで生まれたゴールに関しては、とても大きな喜びを感じていますし、特に大きな喜びを感じます。
そして実際にボランチのポジションでプレーしている鈴木啓太が、あの位置まで走り込んで最終的にゴールを決めることは素晴らしいことでしたが、正直なところ私はこのようなシーンはもっともっと何度も見たいと思っています。なぜかというと、このようなシーンが生まれれば、やはり、チームとして機能しているということが証明されるからです」
(この間のモンテディオ山形との試合もやはりとてもいい試合をしたのですが、今日の試合と前の山形の試合とを比べると、前の山形との試合の方が、より縦へ縦へという形が見られたなという印象を受けたのですが、その違いはどういうことから出てきたのかということと、それから監督のイメージとしては今日の方がいい、イメージ通りといっていいのでしょうか?)
「とても大きな違いは、やはり前回の試合は、私たちのホームでの試合だったこと、そして対戦相手もJの順位表の中では下位のチームでした。そして今日、私たちはアウェイでプレーして、しかもJリーグを代表するとても優れたチームと対戦したということも、とても大きな要素だったと思います。
このような強敵と試合をするときには、ボールを奪ったときに、すぐ前線にボールを送り出すのではなくて、場合によってはポゼッションすることによって、まずは、しっかりと自分たちでボールを回すことも大切な要素になってくると思います」
(今日は後半のあたりから少し引いて守って、今までにはないくらい引いて、カウンターで攻めていたように見えたんですが、これは川崎が相手だからそうしたのか、ということと、あと山田直輝選手を入れなかった理由は何でしょうか?)
「私たちは今日、アウェイのスタジアムで、実際にJの中で最も優れたチームと戦ったわけです。そのような中で私たちが先に1-0でリードすることができた、そのような状況になりますと、全体的にまず守備を固めて、そこからさらに次の攻撃を繰り出していくのは自然なことになるわけです。ですので、意図的に私たちの選手が完全に自陣に引いたというわけではありません。
このような非常にレベルの高い試合になりますと、リードしているチームが少し引き気味になって、そこから攻撃を繰り出していくことが自然になるわけです。
そして、山田直輝は今日実際に帯同できたわけですが、このような状況で、リードしている状況で、私たちが中盤での運動量を増やすことによって守備を強固なものにするとき、選手の年齢は一切関係なく、堀之内が非常に貴重な素晴らしい選手であるわけです。ですので、私はこの堀之内を起用しました。もう一度言いますが、一切選手の年齢は関係ありません。このような状況で、どの選手がこのチームにとって最も価値のある仕事をしてくれるかを考えて、堀之内を投入したわけです。
しかし、山田直輝がとても素晴らしい将来性を持っていることは、もちろん間違いありません」
「最後に、これはとても大切なことですが、すべての選手が理解する必要があります。それは、今日私たちがいい試合を出したから、優れた試合をしたからといって、次の試合で勝ち点3を取ることが必ず約束されているわけではない、ということです。大切なのは今日のようなとても優れたプレーを、再び次の試合で証明することです。これがある意味サッカーの、一つの素晴らしいところだとも思います。
昨日の素晴らしいパフォーマンスに関して、明日たくさんの勝ち点を得ることができるわけではありませんから」
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